鋳鉄、炭素鋼などの構造物のスケール落としで、塗装をする前の金属表面処理工程です。キャビネットの中で極小の鋼球を叩きつける工程で、ショットブラストあるいはクレーンブラストとも呼ばれています。変化に富んだ部品の形状も、この表面処理を行えば、隅々までスケールを落とすことができます。また均一化された表面仕上がりも特徴のひとつと言えましょう。
短時間でコストが安いことが大きなメリットとなります。しかし、自動式のため複雑形状の製品は内面など当たりにくい場所が発生してしまう、薄い板形状の製品は曲がってしまう等不向きなものもあります。
沼津工場 | 富士工場 | |
最大重量 | 10t | 40t |
許容サイズ | 長さ2m程度の製品まで | 長さ15m程度の製品まで |
研掃材 | 1.7mmのショットビーズ | 2mmのショットビーズ |
作業者の手作業のため、複雑形状、薄物にも対応できます。また、細かい鋭利な凹凸のため塗料の密着性が高く無機ジンク塗装前の下地処理等に向いています。加工面やタップ穴などブラスト不可部はマスキングをすることで対応できます。工数がショットに比べ掛かるため、コストもショットに比べ高くなります。
沼津工場 | 富士工場 | |
最大重量 | 40t | 18t |
許容サイズ | 長さ2m程度の製品まで | 長さ5.5m程度の製品まで |
研掃材 | スチールグリット | スチールグリット |